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加工機(高速延伸仮撚機)

Draw-Texturing

世界人口の増加による消費量拡大、生活レベルの向上による消費者ニーズの多様化、さらには非衣料分野への用途拡大などによって、延伸仮撚機にはレギュラー糸の高速生産だけでなく、特殊複合加工など多様な性能が求められています。
TMTの延伸仮撚機「ATFシリーズ」は、豊富な経験にもとづき蓄積されたノウハウとエンジニアリング力により開発され、仮撚機ユーザーの差別化のニーズにお応えします。

ATF-21

ATF TMT’s Advanced Technology False-Twisting

ATF-21は、TMTが受け継いだ延伸仮撚機のノウハウを結集したマルチマシーンです。
前取り型IAD(Individual Automatic Doffer)を搭載し、省力化およびパッケージ糸長管理を実現します。
ヤーンパスはV型、およびM型から選択でき、レギュラー糸やハイマルチ糸はもちろん、フィードローラーや各種装置を追加することで特殊加工糸にも対応できます。
付加価値の大きな新しい差別化製品の創出に貢献します。

ATF-21カタログ(英)

ヤーンパスはV、M型の2タイプから選択可能

特徴

V Type

細番手から中番手の扱いを得意としています。ハイマルチ糸、ナイロン糸、PP糸等の扱いに優れています。レギュラー糸の高速化対応。

M Type

一般レギュラーから特殊加工まで幅広く対応可能です。中番手から太番手の扱いを得意としています。

特殊糸加工

ATF-21は第1フィードローラー(FR1)下部に特殊装置(オプション)を設置する事が可能です。
・前I/L配管
・FR0及びFR01装置
・ホットピンヒーター
この装置により異種糸加工~複合糸加工が可能となり、加工範囲、生産銘柄が大幅に拡大します。

パッケージ品質向上単錘トラバース

単錘駆動のベルトトラバース機構を採用し、よりパッケージ品質に配慮した巻き取りを実現しました。 さまざまなプログラムにより各錘個別に巻き取りを制御でき、リボンの回避やバルジを抑えた巻き取りも可能です。

IAD(Individual Auto Doffer)

特徴

ATF-21は品質向上のためIAD(Individual Auto Doffer)を搭載しています。 IAD搭載により以下の4つのメリットがあります。
(1)ランダムドッフィングによるフルパッケージ率の向上。
(2)定長制御による均一パッケージ生産の実現。
(3)自動ドッフィングにより人的ミスを抑制し、パッケージ品質の向上化。
(4)自動ドッフィングによりオペレーターの負荷軽減。省力化、簡素化の実現。

TCS-2(Tension monitoring system)

特徴 1

TCS-2は生産管理に役立ちます。張力モニターや生産情報などの多くの機能は品質管理と生産管理をサポートします。

特徴 2

TCS-2はコンピューター・ネットワークにより複数の機械を接続し,一元管理することもできます(オプション)。

ATF-21カタログ(英)

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ATF-1500

ATF TMT’s Advanced Technology False-Twisting

近年の労働力不足と人件費の高騰で、合成繊維の製造現場では省エネだけでなく省人化も求められています。
ATF-1500は最大384錘という多錘化と合理的なヤーンパスによる高速化で生産性の向上と、後取りIADによるドッフィングの自動化で省人化を実現しました。
また、従来機に比べ機台高さも低減されており、工場建設コストやランニングコストの削減を実現しています。

ATF-1500カタログ(英)

高生産性 240錘/台 ⇒ 384錘/台

巻き取りの構成は、従来の24錘/スパンから32錘/スパンの機構を達成。 スパン数も従来の10スパン(合計240錘)から12スパン(合計384錘)に拡張し、従来比1.6倍の生産量を実現しました。

ツインパック(Twin-PAC)

近年、スポーツウェアやインナーウェアなどの人気が高まっており、その素材となる極細デニールの仮撚加工糸の需要が増加しております。
この需要に対応する為、高効率生産が可能な『Twin-PAC』を開発しました。SZ マルチフリクションツイスターと単錘駆動ベルトトラバース機構及びIADの組み合わせにより、従来の常識を覆した高効率生産を実現すると共に、次工程での解舒性に優れた最適パッケージでの生産が可能です。
パーツ数点を交換する事により、通常の巻幅での生産対応も容易です。

高速加工 HTH(高温ショートヒーター)&SCP(サクションクーリングプレート)

加撚ゾーンには、従来の接触式熱媒ヒーター、接触式冷却プレートに変え、非接触式のHTHとSCPを搭載。
HTHは、カセット式のジグザグガイド配置で、ほぼ非接触で糸の揺れを防止し、低張力の糸加工が達成できます。
SCPは当社独自のサクションによる冷却方式を採用。数点の糸押さえガイドのみで、ほぼ非接触の糸走行が実現でき、HTH同様、低張力な糸加工が可能です。また、テール通過などの糸の急な挙動に対しても吸収機構を備えた冷却方式です。

また、HTHとSCPを組み合わせることで、ストレートかつ低張力で非常に短い(約2m)加撚ゾーンが達成でき、 生産速度も従来の900m/minから1,100m/min(75deの場合、当社比)へ、高速加工が可能になりました。

優れた省人性 IAD(個別オートドッファ)搭載

384錘/台という多錘機の生産効率をより高めるため、IADで自動的に糸を切り替える機構を搭載しました。 人手による切り替え作業が不要で、省人化に貢献します。 また、巻き取りパッケージを2個ストックでき、自動パッケージ搬送にも対応可能な機構です。 今までに多数の実績があり、安定した切り替え成功率を達成しています。

ATF-1500カタログ(英)

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